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AIでイラストから実写動画へ。生成AIを活用した新しい動画制作のかたち
「こんな人物を登場させたい」
「実際には撮影が難しい映像をつくりたい」
「イメージはあるけれど、撮影するにはコストや準備がかかりすぎる」
これまでの動画制作では、こうしたアイデアを形にするために、キャスティングや撮影場所の確保、衣装、撮影、編集など、さまざまな工程が必要でした。
しかし、生成AIの進化によって、動画制作の方法も大きく変わり始めています。
ニューズコムでも、画像生成AIや動画生成AIを実際のクリエイティブ制作へ取り入れています。
今回はその一例として、AIで4人の女性キャラクターのイラストを制作し、その人物たちを実写のような映像へ変化させ、最終的に1本の動画として完成させるまでの制作フローをご紹介します。
まずは下記の動画をご覧ください。
ニューズコム デジタルガール
【フロー01】 AIで「4人の人物」をつくる
今回の動画制作では、最初から実写映像を生成したわけではありません。
まず行ったのは、動画に登場する4人の女性のビジュアルづくりです。
生成AIを使い、それぞれ異なる人物としてイラストを制作していきます。




画像生成AIを利用すれば、これまで素材サイトなどで探していた人物イメージを、企画に合わせて新しくつくることができます。
ただし、「女性4人を生成してください」と指示するだけで、思い通りのビジュアルが完成するわけではありません。
人物の雰囲気、服装、表情、構図、世界観などを調整しながら、動画全体のイメージに合う人物像へ近づけていきます。
生成AIを使った制作でも、最初に重要になるのは「何をつくるか」という企画とディレクションです。
【フロー02】 イラストだった人物を、実写のような人物へ
続いて、生成したイラストをもとに、人物をよりリアルなビジュアルへ変化させます。


もともとはAIでつくったイラストだった人物が、実際に撮影した人物のような質感へ変わっていきます。
さらに動画生成AIを活用することで、表情や身体の動き、カメラワークなどを加え、静止画だった人物を映像として動かすこともできます。
実写化した人物が動いているシーン
生成AIの進化によって、次の3段階まで制作できます。
①イラストをつくる
↓
➁リアルな人物へ変換する
↓
③人物を動かす
これまでなら撮影が必要だった表現の一部を、生成AIによって制作できる可能性が広がっています。
ただし、「AIで動画を生成する」だけでは完成ではありません。
ここが、ニューズコムがAIを活用したクリエイティブ制作で特に大切にしている部分です。
AIで生成された動画は、私たちにとってはあくまで「素材」です。
動画生成AIを使えば、数秒単位の魅力的な映像をつくることはできます。
しかし、
「映像が生成できた」
ことと、
「伝わる動画が完成した」
ことは同じではありません。
一つひとつのAI動画がきれいにできていても、それだけでは広告やプロモーションとして機能する一本の動画にはならないからです。
【フロー03】 AIでつくった素材を組み合わせ、1本の動画として完成させる
生成した映像素材は、最終的に通常の動画制作と同じように編集していきます。
例えば、
●どの映像をどの順番で見せるのか
●何秒間見せるのか
●どのタイミングで場面を切り替えるのか
●テロップをどこに入れるのか
●音楽や効果音をどう組み合わせるのか
●最後に何を伝えるのか
といった設計が必要で
つまり、今回の制作フローは、
①企画
↓
➁AIによる人物イラスト生成
↓
③実写化
↓
④動画生成
↓
⑤素材選定
↓
⑥編集・演出
↓
⑦1本の動画として完成
という流れになります。
生成AIだけですべてを完結させるのではありません。
AIが得意な「生成」と、人が得意な「企画・判断・編集」を組み合わせる。
これが、現在のAIクリエイティブ制作において非常に重要だと私たちは考えています。
AIは「制作そのもの」ではなく、「制作工程の一部」へ
今回の事例は動画ですが、この考え方は今後さまざまなAI活用に共通していくと考えています。
生成AIというと、
「AIに指示を出せば完成品が出てくる」
というイメージを持たれることもあります。
もちろん、一度の生成で完成に近いものができるケースもあります。
しかし、企業の広告やWebサイト、SNS、動画など、実際のプロモーションで使用するコンテンツの場合には、それだけでは十分ではありません。
AIがつくったものを、
どのような目的で使うのか。
誰に届けるのか。
何を伝えるのか。
どの媒体で使うのか。
どう組み合わせれば効果的なのか。
そこまで考えて初めて、企業のコミュニケーションとして活用できるコンテンツになります。
AIの役割は、これまで人が行っていた制作作業をすべて置き換えることではなく、制作できる表現や選択肢を大きく増やすことなのかもしれません。
AIだからできる表現と、これまでの制作ノウハウを組み合わせる
ニューズコムでは、Web制作、広告運用、グラフィック制作、映像・動画制作、プロモーションなど、さまざまなクリエイティブ制作を行っています。
そこへ生成AIという新しい技術が加わることで、これまでとは違った制作方法を提案できるようになってきました。
例えば、
●撮影することが難しいシーンを映像化する
●オリジナルの人物やキャラクターをつくる
●実在しない場所や世界観を映像にする
●静止画から動画を制作する
●複数の表現案を短期間で検討する
●実写素材とAI生成素材を組み合わせる
など、活用方法はさまざまです。
重要なのは、「AIを使うこと」そのものを目的にしないこと。
「この商品をもっと印象的に伝えたい」
「これまで予算や撮影条件の問題でできなかった表現を実現したい」
「SNSで目に留まる動画をつくりたい」
そうした目的を実現するための、新しい制作手段のひとつとしてAIを活用していきます。
今回のフローで作成した【他の動画】
今回のコラムでご紹介した流れで作成した動画は他にもあります。
サンプルではありますが、下記の動画もその流れで作成したものになります。
イラストとして生まれた人物が実写のような姿へ変わり、さらに動き始め、最終的に一本の映像になっていく。
生成AIを活用することで、動画制作でできる表現の幅は確実に広がっています。
一方で、私たちが重要だと考えているのは、AIそのものではありません。
AIによって生み出した素材を、目的に合わせてどう活用し、最終的なクリエイティブへ仕上げるか。
これまで培ってきた企画、デザイン、映像制作、広告、Webなどのノウハウと、生成AIを組み合わせることで、新しい表現やプロモーションをご提案していきます。
AI動画には「細かな修正がしにくい」という課題も
生成AIを活用した動画制作には多くのメリットがある一方で、現時点では注意すべき点もあります。
そのひとつが、生成した動画を部分的に修正することが難しいという点です。
通常の動画制作であれば、
●人物の動きを少し変更する
●商品の位置を調整する
●表情だけを変える
●手や指の動きを修正する
●背景の一部分だけを変更する
といった細かな調整を行える場合があります。
一方、生成AIによる動画では、「この部分だけを少し直したい」と思っても、必ずしもその箇所だけを意図通りに修正できるとは限りません。
例えば、人物の手の動きだけを変更したい場合でも、動画を再生成することで、顔つきや服装、背景、カメラワークなど、修正したくなかった部分まで変化してしまうことがあります。
そのため、
生成 → 確認 → 再生成 → 素材選定
という工程を繰り返しながら、使用できる映像を選んでいくこともAI動画制作では重要になります。
これは従来の動画制作とは少し異なる考え方です。
AI動画では、一つの映像を細かく修正し続けるというよりも、複数の生成結果の中から目的に合った素材を選び、それらを編集によって組み合わせて完成度を高めていくことが現実的な制作方法になります。
だからこそ、ニューズコムではAIが生成した動画をそのまま完成品として扱うのではなく、あくまで「映像素材のひとつ」として考えています。
生成AIの特性や不得意な部分も理解したうえで、従来の動画編集やクリエイティブ制作のノウハウと組み合わせることが、AIを実際のプロモーションで活用するうえで重要です。
AIを活用した動画・クリエイティブ制作についてご相談ください
「AIを使った動画をつくってみたい」
「自社の商品やサービスで、どんな表現ができるか知りたい」
「撮影では難しい映像をつくりたい」
「AIを使いたいけれど、具体的にどう活用すればよいか分からない」
といった段階からでも問題ありません。
ニューズコムでは、AIツールの操作だけではなく、企画から生成、編集、そして実際に使えるクリエイティブへ仕上げるところまでご相談いただけます。
生成AIを使って、これまでできなかった表現を形にしてみませんか。
AIを活用した動画制作・クリエイティブ制作にご興味がございましたら、ぜひニューズコムまでお気軽にお問い合わせください。