News

TOPICS
コラム

リモートでも「仲間意識」は育てられる —ハイブリッドワーク時代の組織づくり

当社でもハイブリッドワークやテレワーク、時短勤務など多様な働き方を取り入れています。物理的に離れていても、チームの絆を保つために実践してきたことをお伝えします。

「雑談がなくなった」その喪失感が、組織力低下のシグナル

「リモートワーク導入後、なんとなく一体感がなくなった気がする」「チーム内のコミュニケーションが業務連絡だけになってしまった」—こうした悩みを抱える経営者や管理職の方は少なくありません。

コロナ禍を経て、リモートワークは多くの企業で定着しました。2026年現在、完全出社に戻した企業もあれば、フルリモートを継続している企業、そして出社とリモートを組み合わせたハイブリッドワークを採用している企業と、働き方は多様化しています。

リモートワークには、通勤時間の削減、柔軟な働き方、集中して作業できる環境など、多くのメリットがあります。でも同時に、「何気ない雑談」が失われるというデメリットもあります。

オフィスで働いていた頃は、廊下ですれ違いざまの「最近どう?」、ランチタイムの何気ない会話、会議前後の世間話—こうした「仕事とは直接関係ないコミュニケーション」が、実は組織の潤滑油であり、信頼関係の土台だったのです。

では、物理的に離れた環境で、どうやって「仲間意識」や「一体感」を育てればいいのでしょうか。答えは、「意識して設計する」ことです。

オフィスでは「自然に生まれた」ものを、リモートでは「意図的に創る」

従来のオフィス環境では、雑談やコミュニケーションは「勝手に生まれる」ものでした。でも、リモート環境では、仕組みを作らなければ生まれません。

失われた「3つの接点」~リモートワークで失われがちなのは、以下の3つの接点です~

① 情報の何気ない共有

オフィスなら、隣の席の会話が自然と耳に入り、「あ、あのプロジェクト進んでるんだ」と知ることができました。リモートでは、自分に直接関係する情報しか入ってこなくなります。

② 相手の様子を察すること

 表情や雰囲気から「なんだか元気ないな」「困ってそうだな」と察することができたオフィス。リモートでは、画面越しでは気づきにくくなります。

③ 信頼関係の構築

ちょっとした雑談や、一緒にランチを食べることで生まれる「人となり」の理解。これが薄れることで、「仕事の相手」としてしか見られなくなります。
これらを取り戻すには、意図的な仕組みづくりが必要なのです。

実践① オンラインでの「雑談の場」を意図的に設計する

「業務に関係ない話をしていいのかな?」—リモート環境では、そんな遠慮が生まれがちです。だからこそ、公式に「雑談していい場」を作ることが大切です。

SlackやTeamsに「雑談チャンネル」を作る

業務連絡用のチャンネルとは別に、以下のようなチャンネルを設けます。

  • #今日のランチ — 今日食べたランチの写真をシェア
  • #趣味の部屋 — 趣味の話題を自由に投稿
  • #おすすめ共有 — 観た映画、読んだ本、便利なツールなどを紹介
  • #ペット自慢 — ペットの写真や動画をシェア

こうしたチャンネルがあることで、「業務外のコミュニケーションも歓迎されている」というメッセージが伝わります。

オンライン雑談タイムを定例化

週に一度、15〜30分程度の「雑談タイム」を設けます。テーマは自由、あるいは毎回簡単なお題を決めても良いでしょう。

  • 「最近ハマっていること」
  • 「今週の良かったこと」
  • 「もし宝くじが当たったら?」

業務の話は禁止。純粋に人となりを知る時間として機能します。ランダムに2〜3人をマッチングして、バーチャルコーヒーブレイクを設定する仕組みも効果的です。普段あまり話さない部署の人と話すことで、組織全体のつながりが生まれます。

実践② 情報を見える化して、孤立感を防ぐ

リモート環境では、「誰が何をしているのか見えない」ことが不安や孤立感につながります。

社内ポータルで情報を一元化

各プロジェクトの進捗、社内ニュース、メンバーの動き—これらを社内ポータルサイトで一元管理して、誰でもアクセスできるようにします。

  • プロジェクトダッシュボード(各プロジェクトの進捗が見える)
  • 社員紹介ページ(新入社員や異動者の紹介)
  • 社内報・ニュースレター(会社の動き、部署の取り組み)

「何が起きているか分からない」という不安を解消することが、帰属意識につながります。

朝礼・夕礼で「顔を合わせる」習慣をつくる

短時間でもいいので、チームで顔を合わせる習慣を作ります。

  • 朝礼:今日やることを一言ずつシェア(業務の見える化)
  • 夕礼:今日の成果や困ったことをシェア(助け合いのきっかけ)

カメラONを強制する必要はありませんが、「顔を見る機会」があることで、存在を感じられます。

新入社員にはバディ制度を

特にリモート環境で難しいのが、新入社員の受け入れです。新入社員一人に対して、先輩社員一人を「バディ」として配置します。業務上の上司とは別に、気軽に相談できる先輩がいることで、心理的安全性が高まります。週1回の雑談ミーティング、困ったことがないかの声かけ、社内の「暗黙のルール」を教える—こうしたサポートがあるだけで、定着率は大きく変わります。

実践③ ハイブリッドワークなら「出社日」を戦略的に使う

週2〜3日出社、残りはリモートというハイブリッドワークの場合、出社日をどう使うかが組織の一体感を左右します。

出社日にしかできないことを優先

リモートでもできる業務(一人で集中する作業、定型業務)は、あえてリモートの日に回します。出社日は、以下のような「対面の価値が高い活動」に使います。

  • ブレインストーミング
  • チームビルディング活動
  • 新入社員・異動者との顔合わせ
  • 重要な意思決定の会議
  • 1on1ミーティング(オンラインより対面の方が深い話ができることも)

チーム全員の出社日を揃える

バラバラに出社すると、「今日は誰もいない」という日が発生して、出社の意味が薄れます。週1回でもいいので、「チーム全員が出社する日」を設定して、その日にチームランチやミーティングを集約します。

オンラインイベントで「非日常」を作る

業務だけの関係にならないよう、楽しいイベントも定期的に開催します。オンライン忘年会・新年会(事前にお弁当やドリンクを配送)、バーチャル社員旅行、オンライン謎解きゲームなど、工夫次第で盛り上がります。「この会社、楽しいことやってるな」という印象が、帰属意識を高めます。

ニューズコムが提供する「ハイブリッドワーク組織づくり支援」

リモート環境でも一体感を保つには、デジタルツールと、人の心に届くコンテンツの両方が必要です。

ニューズコムは、社内コミュニケーション基盤の構築と、イベント企画・映像制作を組み合わせて、御社のハイブリッドワーク組織づくりをお手伝いします。

デジタル基盤の構築

  • 社内ポータルサイトの構築
  • Slack、Teamsなどのチャットツール導入・運用設計
  • プロジェクト管理ツールの導入支援
  • オンライン会議の環境整備

コンテンツ制作

  • 社内イベントのオンライン配信サポート
  • 社員紹介動画・部署紹介動画の制作
  • バーチャル背景やデジタル素材の制作
  • 社内報・ニュースレターのデザイン制作

イベント企画・運営

  • オンライン社内イベントの企画・運営
  • ハイブリッド形式(オンライン+オフライン同時開催)イベントの技術サポート
  • チームビルディング研修の企画

単発の施策ではなく、継続的に「つながりを感じられる組織」を育てるパートナーとして、サポートします。

物理的距離があっても、心の距離は縮められる

リモートワークは、もはや「一時的な対応」ではなく、「新しい働き方の選択肢」として定着しました。この環境で組織力を高めるには、従来の「自然に任せる」やり方ではなく、「意図的に設計する」姿勢が必要です。

雑談の場を作り、情報を透明化して、イベントで楽しさを共有する。こうした小さな積み重ねが、物理的に離れていても「仲間」だと感じられる組織を作ります。

リモートワークに関する課題を感じている方は、ぜひお気軽にご相談ください。ハイブリッドワーク時代の組織づくりを、デジタルとクリエイティブの力で一緒に実現していきましょう。