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広告配信、”勘”でやってませんか? 届けたい相手を見つけて確実に届ける、それが「エリアシグナル」
「チラシを5,000枚撒いたけど、問い合わせは2件だけだった」 「Web広告の管理画面でターゲット地域を設定してみたものの、 本当にこの範囲で合っているのか、正直よくわからない」こうした声を、私たちニューズコムには本当に多くいただきます。
広告にお金をかけている。行動もしている。 なのに、成果が見えない。 その原因の多くは、広告の中身やデザインではなく、 「届ける場所」と「届ける相手」の選び方にあります。商圏やターゲットエリアの選定を、 過去の慣習や担当者の土地勘だけで決めていないでしょうか。経験や勘が無駄だと言いたいわけではありません。 長年その地域で商売をされてきた方の肌感覚には、 データには映りにくいリアルな知恵が詰まっています。
ただ、その「経験知」に「客観的な根拠」を一つ加えるだけで、 広告の届き方は大きく変わります。本コラムでは、その根拠となる「エリアシグナル」という考え方と、 私たちニューズコムが実際に取り組んでいる活用の実例をご紹介します。
届けたい相手は、どこにいるのか。エリアシグナルとは何か

エリアシグナルとは、スマートフォンの位置情報から得られる「人流データ」と、特定の場所にいる(または過去に訪れた)人にピンポイントで広告を配信する「ジオターゲティング広告」を掛け合わせたエリアマーケティングの手法です。
もう少しかみ砕いて言うと、こういうことです。
「ある場所に、どんな人が、いつ、どこから、どのくらい来ているか」 を可視化し、その行動パターンに基づいて 広告を届ける相手とエリアを決定します。たとえば、自社店舗の周辺に どの地域から人が集まってきているかを分析すれば、 「広告を届けるべきエリア」が浮かび上がります。 さらに競合店舗にどんな属性の人が通っているかを 分析すれば、狙うべきターゲット像もより鮮明になります。
できること、できないことを正直に
ここで一つ、正直にお伝えしておきたいことがあります。人流データは万能ではありません。たとえば「あの雑居ビルの3階にある競合店だけを分析したい」 というご要望をいただくことがありますが、 GPSの精度上、数メートル〜数十メートルの誤差が生じるため、フロア単位の精密な切り分けは、現時点の技術では難しいケースがほとんどです。
ただし、視点を少し変えれば活路はあります。
路面店や単独の店舗であれば、 その建物への来訪者データを捉えることは十分に可能です。 また、特定の一店舗ではなく、 「駅前のこのエリア一帯」というように面で捉えることで、 そこに集まる人々の傾向を把握するアプローチも非常に有効です。大切なのは、 「完璧なデータがなければ動けない」と立ち止まるのではなく、 今ある情報から何が読み取れるかを考えること。 私たちが提案するのは、 その「読み取り方」と「活かし方」のセットです。
具体的にどう使うか。業種別の活用パターン
理屈だけでは、なかなかイメージが湧きにくいと思います。 ここでは、実際に応用できる活用パターンを 三つご紹介します。(いずれも特定の企業を指すものではなく、 実務で有効性が確認できている共通の型としてお読みください。)
パターン1:学習塾の夏期講習集客
ある地域の学習塾が抱えていた課題は、 「近隣にチラシを配っても、反応が年々薄くなっている」 というものでした。そこで取り組んだのが、競合塾の周辺エリアに 一定頻度で滞在しているスマートフォンユーザーの分析です。
結果として見えてきたのは、 競合塾に子どもを送迎している保護者層が、 平日の夕方に特定のスーパーやドラッグストアにも 立ち寄っている、という行動パターンでした。この情報を活用し、 該当エリアに住む保護者層に絞った 夏期講習のWeb広告を配信したところ、 問い合わせ数は前年同月比でおよそ1.8倍に増加しました。
従来のチラシ配布では届かなかった 「すでに塾を検討している層」に対して、 ピンポイントでアプローチできたことが大きな要因です。
パターン2:美容クリニックの新規顧客開拓
美容クリニックの場合、 「美容に関心が高く、投資意欲のある層」に いかに効率よくリーチするかが集客の鍵になります。このケースで着目したのは、 同エリアの競合クリニックだけでなく、 高価格帯のフィットネスジムやエステサロンへの 来訪者データでした。
「美容や健康への自己投資に積極的な層」という 共通項でターゲットを抽出し、 その層に向けてSNS広告を配信した結果、 初回カウンセリングの予約数が 前月比でおよそ2倍に伸びた、というパターンです。ポイントは、競合だけでなく 「ターゲットが他に行きそうな場所」まで 視野を広げたことにあります。 人流データの強みは、 こうした業種をまたいだ発想ができる点にあります。
パターン3:大学のオープンキャンパス集客
少子化が進むなか、大学にとって 学生募集の競争は年々厳しさを増しています。 「広報費をかけても、志願者が増えない」 という悩みは、多くの大学が共通して抱えている課題です。このケースで注目したのは、 競合大学のオープンキャンパス開催日に絞った人流分析です。
特定の日付にキャンパスを訪れた来場者の属性や 居住エリアを分析することで、 自校がこれまでリーチできていなかった 新たなターゲット層の存在が浮かび上がりました。たとえば、 「自校の通学圏内に住んでいるにもかかわらず、 競合校のオープンキャンパスにだけ足を運んでいる層」 が一定数いることが判明したケースがあります。
この層は、自校をそもそも認知していないか、 選択肢に入っていない可能性が高い。
つまり、比較検討の土俵に上がれていないということです。
そこで、該当エリアに住む高校生とその保護者に向けて、 次回のオープンキャンパス告知や学部の特色を訴求するWeb広告を集中配信したところ、 オープンキャンパスの来場者数が 前年同時期比でおよそ1.4倍に増加しました。従来の「高校への訪問営業」や「進学情報誌への出稿」では 見えなかった層に、データを起点としてアプローチできた好例です。
Web広告だけではない。チラシやDMのエリア選定にも

エリアシグナルの活用範囲は、 Web広告だけにとどまりません。
人流分析で明らかになった 「自社の顧客や競合店の利用者がどこに住んでいるか」 というデータは、 紙のDM発送やチラシのポスティングにおける 配布エリアの選定にもそのまま使えます。
これまでのポスティングでは、 「店舗から半径◯km」と機械的に決めるか、 配布業者の推奨に従うか、 どちらかが一般的だったのではないでしょうか。しかし、実際の顧客の居住分布を見てみると、 「半径◯km」の円とはまったく違う形をしていることが 少なくありません。
川や線路、幹線道路といった生活動線の壁によって、 地理的には近くても心理的には遠い地域がある。 逆に、距離は離れていても 交通の便が良く来店しやすいエリアが存在する。
そうした「実際の商圏の形」をデータで掴み、 チラシを届けるべきエリアを再定義する。 これだけで、同じ印刷コスト・配布コストでも 反応率は着実に変わってきます。
デジタルとアナログを分けて考えるのではなく、 一つのデータ基盤の上で すべての施策を設計する。 それが、限られた予算で最大の効果を出すための 現実的なアプローチです。
まずは、自社の商圏を「見える化」してみませんか
ここまでお読みいただき、 「うちの商圏では、どんなデータが取れるのだろう」 「まずは客観的な数字を見てみたい」 そう感じていただけたなら、ぜひ一度ご相談ください。
私たちニューズコムは、 単なる広告の運用代行会社ではありません。
データから得た示唆を読み解き、 それを実行可能な戦略に落とし込み、 施策の実行から改善まで伴走する。 その一連のプロセスを、 御社のビジネスに深く入り込んで支える 「戦略パートナー」でありたいと考えています。
「勘」を「確信」に変える第一歩は、 まず現状を知ることから始まります。
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